聖者の生き方を知ることは心の勉強になる

◆「インド思想史」中村元

1977年に、ヨーガを学問的に学ぼうと東方学院に通い始めました。
そこで、故・中村元博士から「インド思想史」を学んでいた時のテキストです。
インドの思想史がまとめられており、インドやヨーガの歴史、哲学に関心を持つきっかけとなった本です。
ヴェーダやウパニシャッドなど、断片的だった知識がつながり、ヨーガの哲学や歴史など全体的な流れを理解することができました。
インド思想史の中におけるヨーガの位置を知ることができます。

 

◆「木を植えた人」ジャン・ジオノ

主人公の羊飼いは、カルマヨーギーの理想像だと思います。
「緑を増やそう」と大上段に構えず、見返りを求めず、自分ができる範囲内で淡々と木を植えるという行為を行っている。
結果を考えずに自分のなすべきことをする。
その姿にとても心を打たれました。
孤高の生き方を感じました。
カルマヨーガそのものについて書かれている本だと思います。
私は勉強会などでカルマヨーガの講義をする時は、いつもこの本を生徒たちに紹介しています。

 

◆「シヴァーナンダ・ヨーガ」成瀬貴良

聖者、スヴァーミー・シヴァーナンダの生涯を紹介した本。
シヴァーナンダ師の考えをより多くの人に知ってもらいたい思いました。
「この世は鏡のようなものです。あなたがほほ笑むならば、世の中も微笑み返してくれます。あなたがしかめっ面をするならば、世の中もしかめっ面をするでしょう」
「あなたが何であるかは神からあなたへの贈りものです。あなたが何になるかはあなたから神への贈りものです」など、素晴らしい言葉を残してくれています。

 

ヨーガ実践者に必要なことは、アーサナの実践、ヨーガ哲学などの知識、そして心の勉強だと思います。
特に、読書を通して聖者の生き方や言葉を知ることは、心の勉強に役立ちます。
内面を深める為には、やはりいろいろな本を読むことが大切ですね。
私が今日こうしてあるのは、インドの聖者、スヴァーミー・シヴァーナンダの生き方を知ったからです。
こんなに素晴らしい人が実際にいたのだと、本当に感銘を受けました。
シヴァーナンダ師の言葉は、私にとってすべて金言です。

コメントは受け付けていません。 愛読書