実践あってこその読書

◆「愛と癒しのコミュニオン」鈴木秀子

ワークショップやファシリテーションに関心を持ち、その手法を学んでいた頃に手に取りました。
傾聴という言葉を切り口に、自分自身と、そして周りの人とどう接するかについて書かれています。
目からうろこの内容ばかりで、自分が生きているという事実、そしてその生命は自ずと自分を癒し、切り拓いていく力があると信用できるようになった気がします。
自分との付き合い方や人との接し方に、大きな影響を与えてくれました。

 

◆「禅的生活」玄侑宗久

座禅を始めてから読みました。
私が師から学んだことや座禅接心会での体験、それらを通して感じたことを見事に言い切ってくれていました。
ヨガや瞑想、禅は、好き嫌いという価値判断を超えて自由になり、その上で自分らしく生きてることだと思います。
今そこに起きている体験や生命の素晴らしさを、まじりっけなしに味わう。
すると、否定が自分の世界から少なくなり、自分がどれだけ素晴らしいものに囲まれているか、分かるのです。

 

◆「マインドフルネス ストレス低減法」J・カバットジン

なぜヨガをするのか、なぜ瞑想をするのか、きちんと言葉で説明してくれている本です。
ヨガや瞑想の体験は言葉を超えたところに本質がありますが、その説明が素晴らしい。
ヨガや瞑想の意味を体系的に整理することができました。
本を開くたびに、内容の素晴らしさに感銘を受けます。
特に、「瞑想のゴールは、あなたが「あなた自身として存在する」ようになること」という一文には、私たちが今必要としていることが含まれているように思います。

 

読書は、実践をサポートしてくれるものだと思います。
実践があるからこそ、読書は活きてくる。
知識の習得ばかりだと、自分の体験はこうあるべきだとか、本に書かれている内容が起こらないといけないという既成概念にとらわれてしまう危険性があります。
しかしながら、ヨガで得る体験は人それぞれ違います。
体も、心も違うのですから。
ヨガの実践と自分自身の体験をもっとも大切にし、その理解や体験を深めるために、優れた書を読むとよいのではないでしょうか。

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